Vol.5
社会福祉法人 幸友会 様

社会福祉法人 幸友会 理事長/ 小倉はなかご保育園 園長  横山 様(写真右から2番目)
事務担当 甘竹 様
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株式会社湘南ビジネスマネジメント取締役 後藤(写真左から2番目)
会計サポート担当 成川(写真左)
会計・労務サポート 近(写真右)
幸友会さんと記念写真

なんでも話せる「同級生」みたいな関係で

日差しを浴びてピカピカと輝く、まだ新しい保育園。今日は、湘南ビジネスマネジメント(SBM)のスタッフが社会福祉法人 幸友会様に訪問する月次報告の日です。園長先生である横山さん・事務担当の甘竹さんと、普段から顔を合わせているような柔らかいやりとりが交わされます。SBMのスタッフたちの表情も、かなりリラックスしている様子。対談という改まった状況では、全員がかえって緊張してしまうような、親密度がにじみ出る時間になりました。

【社会福祉法人 幸友会とは?】
道を挟んで向かい側、神奈川県横浜市鶴見区と川崎市幸区のちょうど境目で、「新鶴見はなかご保育園」「鶴見中央はなかご保育園」(横浜市)・「小倉はなかご保育園」(川崎市)の3園を運営する社会福祉法人。法人立ち上げは平成24年のこと。園舎もまだまだピカピカの、新しい法人。
http://hanakago.ed.jp/
会計事務所なのに厳しくない?!
横山:私は以前、株式会社が運営する保育園の園長を10年ほどつとめていたのですが、幸友会で初めて「社会福祉法人の保育園」の経営に携わることになりました。法人と1つ目の保育園「新鶴見にこにこ保育園」(※当時・現「新鶴見はなかご保育園」)を立ち上げた、平成24年のことです。
当初は株式会社に詳しい税理士さんに担当していただいていたのですが、「やっぱり社会福祉法人(以降「社福」)は独特だなぁ…」ということで、社福の会計に詳しい方を探すようになって…。
後藤:弊社の役員と幸友会の当時の事務長さんが学生時代からの知り合いだったことが、出会いのきっかけだったんですよね。それで、担当者に選ばれたのが、私だったと。

横山:はい。平成26年には、2園目となる「小倉にこにこ保育園」(※当時・現「小倉はなかご保育園」)を開設しようとしていて、ちょうどそのタイミングから湘南ビジネスマネジメント(以降「SBM」)さんにお願いするようになりました。その時の私はまだ理事長ではなかったのですが、「小倉にこにこ保育園」の園長でした。
後藤:保育園の会計は、他の社福(高齢や障害)と比べても独特なので、現場のマネジメントと合わせて全部をお一人で抱えるのはすごく大変だったと思います。

横山:そうなんです。そんな時に出会えたのが、後藤さん。会計が専門と伺っていたので、もっと固くて厳しい方のつもりで緊張していたのですが、本当におおらかな方でホッとしたのを覚えています。
2つの市を相手にする難しさ
後藤:それから、毎月の会計資料をまとめて翌月末に弊社から状況のご報告(=月次報告)をする、というおつきあいが始まりました。保育園の会計は独特ですし、さらに幸友会さんは2つの市にまたがっているという難しさもあって、最初のご報告までにずいぶんとお時間をいただいてしまいましたね。「いつまで時間がかかってるの?」というお声をいただいて、焦りました。その後勉強させていただいて、スピードを上げられてきたかな。
横山:私、そんなことを言ってたんですか?いやいや、ごめんなさい!(笑)

成川:1年間かけて後藤がなんとか軌道に乗せてきてくれたものを、平成27年の冬に私が引き継ぎました。今では、月初に事務スタッフの方が入力してくださったデータをチェックさせていただいて、月末にまとめたものをご報告する、というサイクルで安定してきています。

近:私も成川と同じくらいのタイミングで、会計のサポートに入りました。月初のチェックを担当しています。
後藤:幸友会さんの難しさは今でも感じています。補助金の内容も監査も、全く同じ事業なのに横浜と川崎でこうも違うのかと。それぞれの良さがあるんですけどね(笑)。
いつでも電話できる間柄
横山:SBMさんに月次報告をしていただくようになってから、見通しをはっきりともって日々過ごせるようになりました。以前は、職員から色々な提案があっても、それを実現できるのかどうかすぐに答えることができなかったのですが、今ではきちんとお伝えできます。

甘竹:私は事務の実務を担当しています。3年前に入社するまでは、保育園と事務、どちらの経験もなくて…今でも、質問の仕方すらわからないことが多いのですが、大体のことをお話しすれば、意図を汲み取って答えていただけるんです。成川さんも、近さんも、SBMのオフィスで実務をしてくださっている方達も、みなさんいつ電話しても親切に対応してくださるし。

成川:昨日もお電話をいただきましたよね。

横山:すぐに電話をかけられるこの雰囲気、本当に助かっています。
電話だけではなく、月に一度のチェックに来ていただける日は、半日以上ここにいていただけるので、色々な質問ができます。
切っても切れない「数字」と「現場」
成川:こちらがご相談いただくばかりではなくて、逆に、相談させていただくことも多いですよね。

後藤:幸友会の事務スタッフさんは、私たちではどうしても計り知れない現場のことをよくわかっていらっしゃるので、助かっています。

横山:SBMさんのおかげで、保育に入れる事務職員を採用できるようになったからですよ。保育士はどうしても人手不足なので、少しでも保育に入ってほしくて。みんな会計のことは全くわからないけれど、SBMさんにしっかりフォローしていただけるから安心です。
後藤:福祉業界では「数字」と「現場」の状況が、理想的に連動していないケースがありますので、会計の数字がよいときは先生たちが頑張っているんだな。頑張りすぎて体調を崩していないかなと心配になることもあります。

横山:その「数字」と「現場」の板挟みになって、悩んでしまうこともたくさんあります。最近のことだと、保育士確保の問題。現場目線で「子どもたちの安全のため、仕方がない。」と自分に言い訳をしながら派遣会社に頼っていたところ、数字的には人件費が膨れ上がってしまい、ピンチに。それを見ていたSBMさんが、「派遣契約を直接契約に変えていったらどうか?」と提案してくださったんです。それからは、実際に色々と動くことができました。
成川:それは、昨年度の大きな成果の一つですよね。経営的にも現場的にもよい方向に向かった年になって、すごく嬉しかったです。横山さんは「現場」の視点、我々は「数字」の視点、双方から話し合ったことで最善の対策を打てたんじゃないかな、と思います。

後藤:横山さんは、本当に現場が大好きなんですよね。「スタッフ・子どもたちのためなら!」という想いが強くて。「数字」と「現場」のバランスをとるために、色々と悩まれるのも当然のことだと思います。

横山:そんな時、SBMさんにざっくばらんにお話しして、何かご提案をいただくだけでも、自分の中で一呼吸置けるような気持ちになれるんです。
話せばつながる、チームSBM
横山:SBMのみなさんはとても話しやすい雰囲気なので、ふっと思ったことを言葉に出せるんです。だから、保育園の事情や私の性格についても、かなり察してくださっているはず。ということで、数字以外のことも幅広く相談できてしまいます。

後藤: 最近だと、リスクマネジメント的な、保険関連についてのご提案をさせていただきましたよね。以前は、理事長である横山さんの身に何かが起こった時に、ご家族をリスクから守る手立てを講じていらっしゃらなかった。そこで、万が一の際は園舎を建てる時に受けた融資の返済にあてられるような保険に入っていただきました。

横山:その件については、ずっと自分の中でも悩んでいたんですが、ふと口に出してみたところ、アドバイスをいただけました。おかげで、今は安心して日常を過ごすことができます。 こんな風になんでも相談できるのは、信頼関係を築けてきているからだと思います。SBMさんは幸友会の「コンサルタント」です。

後藤:いえいえ、そんな格好いいものじゃないですよ(笑)。 きっと横山さんは、いつでもご自分の答えをお持ちのはず。その決断の背中を押してあげるようなことができたらいいな、と思っています。

横山:珍しいですよね。会計以外にもこんなに幅広くご相談できるパートナーって。
成川:弊社には、様々な得意分野を持った個性豊かなスタッフが揃っていますから。保険の件は、私や近、後藤でもない別のスタッフがご提案をさせていただきました。

後藤:弊社の事務所でふとこの話をしていたら、保険に詳しいスタッフが気づいてくれて。もしかしたら、幸友会さんには弊社全員が関わっているかもしれないです。

横山:まぁ、フル活動していただいてるんですね!(笑) ありがとうございます!
よりよい保育園をもっと地域に
横山:株式会社から社福に移ってきて6年、ようやく社福の役割というものが自分の中で出来上がってきました。税金のことを気にかけなくてよい分、より地域に貢献していかなければ、との想いが強くなっています。まずは、地域のみなさまから信頼される法人づくり。SBMさんと協力しながら、様々な視点から透明化を図っていきたいです。
そんな中、来年度、3園目を新設したいということで準備中でして。よりよい保育園を増やすために、ご協力いただきたいなと思っています。役所関係の書類については、早速成川さんにアドバイスをいただき始めているんですよ。

後藤:ここは、子どもたちが楽しみに通っているのが伝わってくる保育園ですよね。私も近所に住んでいたら入れて欲しいくらい(笑)。そんな保育園を増やしていくのも、一つの地域貢献。ぜひお手伝いさせていただきたいと思います。
成川:本当に、ここで仕事をしているといつも子どもたちの元気な声が聞こえてきます。

後藤:私達大人がインフルエンザにかかるような大流行の時期にも、ここの子どもたちはほとんど休んでいないですよね。日々の保育に秘訣があるのかな?

横山:そうだと、嬉しいです!
二人三脚のパートナー
成川:幸友会さんは、皆さま我々と比較的年齢が近いこともありまして、同級生みたいな感じで普段話をさせていただいています。

後藤:そうそう、野球好きも集まっているし。月次報告の時間がちょうど甲子園の決勝と重なって、それどころではなくなってみんなで観戦したこともありました(笑)。

近:幸友会さんにお邪魔する際は、園に入る前から元気な子どもたちの声が聞こえ、そして職員さんもいつも笑顔で挨拶してくださいます。元気をもらい、頑張ろうという気持ちにさせてくれます。

甘竹:私も本当に気兼ねなくいられるので、このままの関係をずっと続けていきたいです。

成川:そう、いい関係を築けていますよね。私はまだまだ現場のことを知らないので、これからも色々と相談にのっていただきながら、勉強させていただきたいと思います。

近:私もまだまだ勉強中の身なので、もっともっと力をつけて対応できるようになっていきたいなと思います!

後藤:実は、弊社と幸友会さんの立ち上げは、同じくらいのタイミングだったはず。同級生じゃないですけど、一緒に成長していければな、と思っています。

横山:本当にみなさんがおっしゃったとおり、気軽に相談できるような関係でいたいのが一番です。あと、法改正を中心に社福をとりまく環境も変わってきていますので、社会のニーズに寄り添いながら、二人三脚で歩んでいってくださいね。これからもよろしくお願いいたします!

後藤:もう一つ、「甘竹さんを飲みに連れていってほしい」というお願いもありましたよね(笑)。

甘竹:いやいや、飲まないですよ(笑)。

横山:ぜひ、彼に日本人の心を教えていただきたいです。よろしくお願いします(笑)。
藤雪会の皆様と集合写真

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